【西成の先住民をおもう】SDGSと都市開発

   大阪の吉村府知事がアゲ&アゲですねw。男前だし(しゅっとしてるってやつw)気風がいいのでマス受けしてます。ロードマップも演説じゃない説明口調もわかりやすくて、相対的比較で評価高いw。

そこで、私はあえてアンチ的な視点で書いてみたいと思います。

昨日星野リゾートさんインタビュー動画がアップされていました↓

星野リゾートといえば、私が以前から注目しているのが大阪・西成の再開発です。2025年の大阪万博&インバウンド需要拡大(カジノ誘致含む)に伴って、西成を”きれい”にして、壮大な観光宿泊リゾートにしようという目論見です(ビフォーコロナ時点)。※ちなみに西成は陸の孤島的に物価が安いので海外観光客の宿泊地としてすでに人気です。

そこで、昨今、西成では既存のいろいろが取り壊されているようです。西成にいる半分ホームレスみたいな人たちの一掃も始まっていると聞きます。彼らは西成から追い出されたらどこに行くんでしょうか?。これは報道もあまりされないので、確かなことは語れないのですが、当方調べではそういうことになってきているらしい。思い出すのは北京オリンピック。北京オリンピックのときも、下層労働者は北京から一掃されましたよね。

この北京の悲劇をみて当時日本人は、中国ってこわいねーといいました。
いま西成でやってること、中国となにがちがうかなw手法が婉曲なだけで結果はおなじなんじゃないですか。

一方で、この大阪万博のフィロソフィー2つは:

・国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)が達成される社会
・日本の国家戦略Society5.0の実現

です。”持続可能な開発目標”w。ねw。

都合の悪いものを掃いて追いやって、社会の闇をないことにしてしまって、何が持続可能性なんだと思うわけです。西成の人たちは西成という特殊な地域に来るべき理由があって、そこで独自の社会システムを開発して持続しているわけで、それを外の世界に追いやったらどうなることでしょう。私はそれが心配でなりません。

こちらのものをあちらに掃いても実際何も変わらない。

追い出すならちゃんと生活支援なり、復帰サポートなりしてほしい。そう願うばかりです。

リアルなマイノリティはどれだけ声をあげてもなかったことにされて、なんちゃって”マスノリティ”wの主張のみしか取り上げられない現実を見てほしいと思います。こんなことしていたら、マスとしてはどうしても生きづらい人が行き場がなくなり、結果犯罪や暴力などの原因になることは今からもう見えている。そんな社会のどこに多様性や持続性があるんでしょうか?

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